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 紅茶TIME 
紅茶は、酸化酵素の働きを十分にして完全発酵させたお茶です。発酵茶特有の芳香と風味、美しい水色は世界中の人に愛飲されていますが、そのルーツも中国です。

 今では世界的に親しまれている紅茶、そのルーツはやはり中国紅茶です。インドで紅茶の生産が本格化するのは二十世紀初めの事ですが、既に十八世紀には、中国からヨーロッパに紅茶が輸出されるようになっていたのです。缶入り紅茶の商品やコマーシャルでお馴染みの「ペコー」【PEKOE】も、福建語で白い芽芯を意味する白毫の発音の英語化したものです。

 中国紅茶の起源は、十六世紀にまで遡ります。その元祖が武夷山一帯で作られている小種紅茶で、1610年、オランダの商人が武夷山星村で作られた小種紅茶を始めてヨーロッパにもって帰りました。その後登場する工夫紅茶も加え、紅茶がだんだん世界に知られるようになりました。

 中国紅茶の代表的なものは、紅茶の元祖というべき
小種紅茶工夫紅茶、そして、紅碎茶であります。

 小種紅茶は福建省の武夷山で造られる武夷茶の一種です。歴史的には、ほかの紅茶より古く、十八世紀にヨーロッパへ輸出されていたのも、この小種紅茶です。中には正山小種【ラプサンスーチョン】はよく知られて、最後の乾燥を行う際に、室内で松の薪を焚き、そのスモーク香りを付けるのが、この紅茶独特の製造方法です。これらの紅茶はもっぱらヨーロッパ向けとなっていますが、日本人にはあまり知られていません。形状や香気、味など日本の市販のものと大差は無いのですが、慣れない人には消毒液の匂いがすると言われますけど、ヨーロッパの一部の紅茶通に好まれています.

 工夫紅茶とは、丁寧に造ったお茶の意味で、じっくり時間をかけ、高度な技術をもって造られたものです。世界的な祁門紅茶【キーマン】(インドのダージリン、スリランカのウバと並ぶ世界三大紅茶の一つ)を筆頭に、中国各省にも自慢の紅茶があります。主なものに、雲南省のシ真紅(ティエンホン)、四川省の川紅(チャンホン)、湖北省の宜紅(イーホン)、そして福建省のミン紅(ミンホン)があります。

 紅碎茶に分類されるのは、ペコータイプ(産毛の生えたもの)の茶葉を使った紅茶や、さらに茶葉を大きく使った葉茶、細かくカットした碎茶、さらに細かくした片茶などがあります。

 祁門紅茶【キーマン】や正山小種【ラプサンスーチョン】等の銘茶も含め、中国で作られる紅茶は大部分が輸出用といわれています。ほとんどの茶の産地では紅茶が作られているのですが、それほど紅茶を好まないのか、飲んでいる姿をあまり見かけません。また、中国では紅茶にミルクや砂糖は入れないで飲みます。

中国紅茶の主な銘柄 中国紅茶の基本知識
小種紅茶


工夫紅茶







紅碎茶
 
正山小種(福建省)
外山小種(福建省)

祁門紅茶(安徽省)
シ真紅(雲南省)
宜紅(湖北省)
川紅(四川省)
寧紅(江西省)
英紅(広東省)
政和工夫(福建省)


葉茶
碎茶
片茶
末茶
》紅茶は完全発酵茶です
》美味しい紅茶はどう入れるの?

 
茶葉:茶葉の保存は高温多湿な場所を避け、オイル、香辛料、洗剤などから離れるところにしてください.

 
:美味しい水を使っても勿論よいが、水道水からでも美味しい紅茶の香りが引き出せます。 

 
茶の具:紅茶独特な香と美しい色を存分に楽しむために、適当な茶の具を用意しましょう.白系の陶磁器がいいでしょう。

 
お湯の温度:急須と湯飲みを事前にお湯で温め、適量な茶葉をポットに入れ、沸騰したお湯を注ぎます。二回目からでも90〜100℃のお湯を使いましょう。

 
時間:お湯を入れてから蓋を閉め、お茶の香と上品な味がお湯に溶け込むのを待ちましょう。細葉なら2〜3分間、葉が大きいものなら3〜5分間が目安。そのうち葉が開き、ポットの底に沈みます。さあ〜美味しい紅茶を楽しみましょう!

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 紅茶サイドは数多くありますが、普段よくアクセスするアドレスだけリストしたのです。
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